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第6回トポス会議のご案内

2014/06/23 | By IMPACT Japan
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第6回トポス会議のご案内

世界の総人口が90億人を超えるにもかかわらず、我が国は1億人を割り、しかも65歳以上が4割近くを占め(15歳未満は何と1割程度)、平均寿命は女性が90歳、男性が83歳を超える――。

これが、各調査機関が予測する21世紀半ばの日本です。医療のさらなる高度化により、平均寿命はさらに伸びるという予測もあります。こうした高齢化は世界的な傾向であり、かつ人類史上初めての経験です。幸か不幸か、日本はそのフロント・ランナーであり、それゆえ「課題先進国」あるいは「課題解決先進国」というスローガンも生まれてきました。

高齢化について議論される時、通常、現在抱えている課題、近い将来直面する課題が取り上げられます。それは、いわゆる「エイジング2.0」と呼ばれるフェーズのものであり、多くが喫緊の課題であり、解決が急がれます。しかしその一方で、さらなる未来の課題について思索し、顕在化する前に備える必要があります。課題はいかに先進的であろうと、これまでのように課題が具体化してから解決策を議論していては、泥縄の内容になるばかりか、いつまで経っても課題解決先進国などなれません。しかも、長寿リスクの話ばかりでは暗くなる一方です。

第6回トポス会議において、我々は、「エイジング 3.0」について議論することを提案します。誰もが長寿を謳歌し、それが当たり前の時代になるのは時間の問題です。しかも、医療やヒューマン・エンハンスメント(肉体強化)、ロボティックスの技術進歩は目覚ましく、たとえば、平均寿命が100歳あるいは150歳(もしかしたら200歳)を超える、肉体年齢を半減できることも夢物語ではありません。エイジング3.0は、超高齢社会(裏返せば「低出生率社会」)の新たな前提を設定し、二歩先、三歩先について考えるという試みです。

少なくとも、たとえば「若さの概念や尺度が変わる」「生き方や働き方が非連続的に変わる」「高齢者は若者からメンタリングや再教育を受ける」「既存の経済や社会システムが実態と完全なる齟齬を来たす」など、近未来のニュー・ノーマル(新常識)について思いをめぐらす必要がありそうです。

そこで今回は、現在高齢化問題に先進的なアプローチで取り組んでいる医療関係者の方々のほか、「身体知の意味」について狂言師の権威を、「長寿の功罪」について倫理学者を、また海外からは「科学技術による寿命の大幅な延長と肉体年齢の低下」に関する研究者、デザイン思考による「超高齢社会の生き方や働き方」を考える実学者、「21世紀にふさわしい高齢者コミュニティ」の推進者などをお招きして、まさしく学際的な議論を展開していく予定です。

プログラム(予定)

13:00 – 13:20 プロローグ
13:20 – 13:40 基調講演 野村万作
13:40 – 15:10 ダイアログ・セッション1
≪賢慮と年齢の関係性≫
15:10 – 16:30 ダイアログ・セッション2
≪超高齢社会における「知」≫
16:30 – 16:45 休憩
16:45 – 18:00 ダイアログ・セッション3
≪知の生態系を問う≫
18:00 – 18:30 総括 野中郁次郎
18:30 – 20:30 ネットワーキング・セッション

※プログラムは変更になる場合があります。悪しからずご了承ください。

登壇者・コーディネーター(予定)

野村 万作 狂言師、重要無形文化財各個指定保持者(人間国宝)
養老 孟司 解剖学者、東京大学 名誉教授
ジョン・ハラムカ ハーバード大学医学部 教授・救急医、ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センター CIO、米国国家医療IT標準化委員会 共同議長
ナターシャ・ヴィタモア 先端技術大学(米国アリゾナ州テンペ) 教授、Humanity+理事長、倫理と先端技術研究所(IEET) フェロー
グレッチェン・アッディ IDEO アソシエイトパートナー
武藤 真祐 医療法人社団鉄祐会 理事長、一般社団法人高齢先進国モデル構想会議 理事長、医学博士・循環器専門医
ジェローム・アルノー イルドパリ・シルバーバレー 代表取締役、Doro AB社 CEO
長門 裕介 慶應義塾大学大学院文学研究科 博士課程、日本学術振興会特別研究員DC
都築 紗矢香 キャスター
紺野 登 多摩大学大学院 教授[トポス会議発起人]
野中 郁次郎 一橋大学 名誉教授[トポス会議発起人]

※上記プログラムや登壇者は告知なく変更される場合があります。悪しからずご了承ください。

お申込み

詳細およびお申込みにつきましては、富士通総研のイベント紹介ページをご覧ください。

w3iについて

富士通総研経済研究所理事長の野中郁次郎(一橋大学名誉教授)や多摩大学教授の紺野登氏らを発起人として、富士通総研にて立ち上げの準備を進めている、「知のコモンズ」(知的共有財産)を創出する非営利研究組織「ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ」(略称w3i)です。

w3i Logo

Dates

2014年7月3日(木)

Time

13時00分~20時30分
(12時20分より受付開始)

Venue

六本木ヒルズ森タワー49階
アカデミーヒルズ内タワーホール

Fee

20,000円 (税込)

Language

日本語、英語 (同時通訳付)

Organizer

w3i (ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ)

Supporter

株式会社TKC
日本たばこ産業株式会社
富国生命保険相互会社
株式会社構造計画研究所

Under the auspice of

富士通総研

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